業務や趣味で、Windowsフォームを使ったアプリケーションを作っている方は多いと思います。
しかし、業務で使うWindowsフォームアプリケーションは未だに、「いかにも業務プログラムです」という外観のものが多いです。 そんなツールを作っていると、古臭いとか、Windows XPの時代に戻ったよう、と言われそうです。 今回は、Windowsフォームの外観を劇的にクールにする方法をご紹介します。
一瞬でできる設定です。まだやっていない人は、今すぐ試してみて下さい。
- フォームのフォントを「Meiryo UI」にする
- デフォルトのフォント「MS UIゴシック」は野暮ったい
- フォントは重要
- 業務プログラムでも大丈夫
- Windows XP 以前のOSに対応するなら・・・
- まとめ
フォームのフォントを「Meiryo UI」にする
フォームのフォントを「Meiryo UI」にしてみてください。それだけです。
Before
After
見た目がクールになりましたね!
設定方法
これを、
こう設定します。
デフォルトのフォント「MS UIゴシック」は野暮ったい
VB.NETやC#で、新しくフォームを作ったりコントロールを張り付けると、デフォルトのフォントは「MS UI Gothic」になります。 「MS UI Gothic」は、Windows 98から使われてきたシステム用フォントとして使われてきたフォントです。つまり、もう20年近く前から使われています。 未だになぜ「MS UIゴシック」がデフォルトなのか、分かりません。
このフォントのせいで、一時代前のプログラムに見えるのです。
これを「Meiryo UI」に変更するだけで、簡単に見た目をモダンにすることができます。
フォントは重要
Windows Vista以降、「MS UI Gothic」に替わって「Meiryo UI」がシステム用フォントとして使われています。 近代的な見た目の、読みやすいフォントです。 「メイリオ」を元に文字幅が調整され、画面UIのために最適化されています。
今でも動作環境としてWindows XP以前のOSをサポートしなくてはならない、というのでなければ、「Meiryo UI」をお勧めします。
フォントが古臭いと、プログラムも古くて低機能なように感じます。一方、フォントがモダンでスタンダードだと、プログラムも信頼できるように感じます。 良くも悪くも、フォントはユーザーの感情を呼び起こすのです。
フォントの重要性は、Webデザインに関わる人なら誰でも知っていますが、Windowsの業務プログラマの中には、フォントはデフォルトのままという人が多い気がします。
せっかくプログラムは作り込むのに、もったいないですね。
業務プログラムでも大丈夫
プログラミング超初心者の中には、フォントをやたら変えたがる人もいます。UIに統一感が無いとかえって見づらくなるので、注意が必要です。
しかし、「Mieryo UI」は Windows 7 以降広く用いられているフォントで、Windowsのスタートメニューやコントロールパネルなどにも使われている、いわばWindowsのUIデフォルトフォントといえます。
業務プログラムでも、「Mieryo UI」を使って怒られるということは、まず無いでしょう。
Windows XP 以前のOSに対応するなら・・・
Windows XP 以前のOSには、「Mieryo UI」フォントは入っていません。
それで、古いOSでも動かすことが前提なら、この方法は使えないでしょう。
でも、未だにセキュリティリスクのある古いOSに対応しないといけないなんて・・・。個人的には、そんな案件は断ったほうが良いと思います。
まとめ
以上、[VB.NET/C#]Windowsフォームの外観を一瞬でクールにする方法、でした。
Windowsフォームアプリケーションを作っていて、フォントを「MS UIゴシック」のままにしている方は、今すぐ試してみて下さい。