プロジェクトをビルドするたびに、「出力ウィンドウ」にビルド情報が表示されます。
今回は、「出力ウィンドウ」を色分けして見やすくする Visual Studioの拡張機能、VSColorOutput をご紹介します。
Visual Studio 2010/2011 対応となっていますが、2013や2017でも動作を確認しています。
VSColorOutput の機能
単色の出力ウィンドウを、行ごとに色分けして表示します。
標準
VSColorOutput導入後
System.Console.WriteLine()
などで出力するメッセージに “information"・"warning"・"error” などの文字列が含まれている場合、それぞれの色に色分けされます。
見やすくなって、便利ですね。
VSColorOutput のインストール方法
VSColorOutputのインストールは簡単です。
1. メニュー「ツール」→ 拡張機能と更新プログラム
2. 「オンライン」を選択し、"VSColorOutput"で検索
3. インストール
VSColorOutput の設定方法
普通に使う分には、何も設定する必要はありません。そのまま使えます。
色分けの規則や、色の設定を自分でカスタマイズしたい場合は、
- メニュー「ツール」→ オプション → VSColorOutput
で、設定画面を開きます。
色分けの規則
規則の配列が定義されています。それぞれの行が正規表現にマッチした場合、どの種別に分類されるかを定義します。
メッセージは、以下の種別に分類されます。
- Build Text
- Build Header
- Log Information
- Log Warning
- Log Error
- Log Custom1
- Log Custom2
- Log Custom3
- Log Custom4
大文字・小文字を区別するかの設定もできます。
色の設定
それぞれの種別のメッセージを表示する色を定義します。
まとめ
以上、Visual Studioの「出力ウィンドウ」を色付けする拡張機能 VSColorOutput、でした。
私も以前から導入していますが、もはや必須の拡張機能の一つです。
ビルド結果やトレース情報がとても見やすくなるので、インストールしておいて損はないですよ。